手仕事から生まれる、長く使える道具
私たちの道具は、木や麻、鉄といった自然の素材から生まれます。 素材が持つ手ざわりや色の変化をそのまま活かし、余計な加工を加えないこと。 それが、長く使える道具をつくるための、いちばん大切な考え方です。
「毎日手に取るものだからこそ、使うほどに愛着が増していくものを」——そんな思いから、ひとつひとつの形と大きさを決めています。
製作を担うのは、それぞれの素材を長年扱ってきた職人たちです。 木の乾燥から仕上げの磨きまで、工程のほとんどを手作業で行うため、同じ品番でも木目や色味はひとつとして同じものがありません。 小さな傷や節も、その道具だけが持つ個性として残しています。 修理や部品の交換にも応じており、使い込んで古びた道具を直しながら、次の世代へ受け渡していくことができます。
道具は、使う人の暮らしの中で完成します。 台所や書斎、庭先など、毎日の小さな場面に自然の素材が加わることで、時間の流れが少しだけゆるやかに感じられるはずです。 私たちはこれからも、素材と向き合い、手の仕事を大切にしながら、暮らしに寄り添う道具をつくり続けていきます。